
熱的境界(床)
床の熱的境界データを入力します。

床の熱的境界を入力するA560382_nyk_sec01
「境界」メニューから「熱的境界(天井)」を選びます。
- 「熱的境界(床)」ダイアログで熱的境界の仕様や温度差係数などを設定します。
- 熱的境界(床)を入力する部屋(の名称部分または部屋線)をクリックします。
メモ
- 基礎断熱工法の場合、および床断熱工法の土間床の部屋(玄関や浴室など)には、「外皮面積のみ計上」をONにして外皮面積を求めるだけの熱的境界を入力します。
- 床断熱工法の場合、外気に接する床部分(オーバーハングや、出が500mm以上もしくは地袋付きの出窓壁の床)とその他の床では仕様が異なります。「温度差係数」で「外気側(1.0)」「床下側(0.7)」を選ぶと、それぞれの仕様がセットされます。

「熱的境界(床)」ダイアログの機能A560382_nyk_sec02
仕様 | 「熱的境界仕様選択」ダイアログを開いて、熱的境界の仕様を選択します。 ※「専用初期設定:床・基礎」で床のタイプ別に設定した熱的境界の仕様が初期値としてセットされます。 ※「熱的境界仕様選択」ダイアログには「専用初期設定:仕様」で登録した仕様が表示されます。 |
実質熱貫流率 | 選択した仕様の実質熱貫流率を表示します。 |
面積 | 属性変更のときに表示されます。入力した熱的境界の面積を表示します。変更するときは、「入力」をONにして値を入力します。 ※ 値を変更しても、CAD画面に表示される熱的境界の領域は変わりません。 |
外皮面積のみ計上 | 基礎断熱工法の場合、および床断熱工法の玄関や浴室など土間床の部屋は、この項目をONにして外皮面積を計上します。ONのとき、「仕様」や「U値」は選択できなくなります。 |
界床 | 共同住宅等の場合に表示されます。ONのとき、外皮等の隣接空間等の種別に応じた温度差係数によって計算します。 ※ 共同住宅等は、「専用初期設定:高さ」の「住宅種類」で設定します。 ![]() |
U値 | 外皮平均熱貫流率を求める際に必要な数値の項目です。 |
温度差係数 | 外気に接する床部分(オーバーハングや、床下が車庫など外部空間となっている部屋、出が500mm以上もしくは地袋付きの出窓壁の床)は「外気側(1.0)」、その他の床(床断熱工法の1階の床)は「床下側(0.7)」を選びます。 |
共同住宅の場合、「界床」をONにすると、「物件初期設定:性能・地域条件-地域」の「省エネ地域」タブで設定されている地域区分によって、1~3地域は「0.05」、4~8地域は「0.15」となります。 | |
η値 | 平均日射熱取得率を求める際に必要な数値の項目です。 |
方位 | 床の熱的境界の場合、常に「下面」です。 |
方位係数 | 床の熱的境界の場合、方位による係数は使用されません。 |