2025法改正対応について
2×4壁量計算に関する改正内容と、ZERO(Ver11.1以降)の対応内容を案内します。
※本頁の解説は「一般社団法人
日本ツーバイフォー建築協会」発行の「2階建ての木造一戸建て住宅(枠組壁工法)等の確認申請・審査マニュアル」を参考にして解説しています。
![]() | 出展 | 編集協力 | 国土交通省住宅局建築指導課 参事官(建築企画担当)付 |
引用 | 発行 | 一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会 |


枠組壁工法改正の概要
2×4壁量計算に関する改正内容は、大きく以下の2つとなります。
■必要壁量の基準の改定(告示1540号の改正)
・
壁量基準の見直しにより、重い屋根・軽い屋根は廃止され、屋根材・外壁材・断熱材、太陽光パネル等の荷重の考慮、床面積と軒高で必要壁量を検討します。
・ 地震力必要壁量の算定を支援するためのツールとして「一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会」から下記の支援ツールが公開されており活用して新基準の必要壁量の算定が行えます。
壁、屋根の仕様、太陽光パネルの有無に応じて算定式を用いて、床面積当たりの必要壁量を算定できる「表計算ツール」
※風圧力に対する規定は現行のまま
■存在壁量の基準の改定(告示1540号の改正)
・現行の壁倍率は5倍以下まででしたが、7倍まで使用できるように改定されました。
・基準法の申請においても、腰壁や垂れ壁等の準耐力壁等を存在壁量に算入できるように基準が改定されました。
・耐力壁・準耐力壁当面材にMDF(中密度繊維板
)等が追加されました。
・「垂れ壁・腰壁」「支持壁準耐力壁」「間仕切壁準耐力壁」における成立条件の詳細が定義されました。

ZEROの対応( Ver11.1以降 2×4壁量計算2025にて対応)
■必要壁量の基準の改定(告示1540号の改正)
必要壁量の算定方法が建築材の重量を考慮した壁量基準となり、どなたでも必要壁量が簡単に求められるように「一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会」より「「表計算ツール」が公開されています。
ZEROVer11.1では、詳細な計算が可能な「表計算ツール(多機能版)」に対応しています。
対応内容(必要壁量の算定) | 主な関連コマンド(基準法) | 主な関連設定 |
![]() | ・ ![]() ・「ツール」メニューの「必要壁量再計算」 ※表計算ツール(多機能版)」と同等の入力を行い、必要壁量の算定に必要な「乗ずる数値」を算出します。 | ・![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() |
![]() | ||
![]() | ||
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■存在壁量の基準の改定(告示1540号の改正)
基準法による申請において準耐力壁等を算入した計算に対応しています。MDFの凡例追加や、「垂れ壁・腰壁」「支持壁」「間仕切壁」の入力に対応しました。
対応内容(存在壁量の算定) | 主な関連コマンド(基準法) | 関連設定 |
![]() | ・![]() ・ ![]() | ・![]() |
![]() | ・![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() | ・![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() |
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メモ
- 「2×4壁量計算」では告示にある壁構造を組み合わせた場合は必ず5倍に制限されていましたが、「2×4壁量計算2025」では7倍まで使用できるように拡張しました。
- 「階高が3.2mを超える場合の筋かいの壁倍率低減」に関しては、メッセージを表示して注意喚起をします。詳しくはこちらを参照してください。
-
準耐力壁等の算入については、各階・各方向の地震力必要壁量の1/2未満とし、任意に算入することができます。準耐力壁等が1/2に未満であるかは「準耐力壁等割合確認表」で確認・明示してください。
- 準耐力壁等の条件として、基礎や土台が準耐力壁等の下にあるか、下階の耐力壁の状態について自動判定はおこなえません。
- 耐力壁と準耐力壁等に追加されたMDF仕様は、2×4壁量計算2025(新基準)で利用できますが、2×4壁量計算(旧基準)では利用できません。
- 下記に示す垂れ壁・腰壁については、垂れ壁・腰壁としてみなさないように対応しました。
- 一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会「表計算ツール(多機能版)」では、2階建てまでが提供されています。3階以上は簡易な構造計算(許容応力度計算)が必要となります。3階建てのプランで2×4壁量計算2025の各図面を開くと下記メッセージを表示します。「OK」をクリックした後、「物件初期設定:基準高さ情報」の階数の設定を確認してください。
- 2025年法改正から、耐力壁の壁倍率(筋かい)の見直しがされました。「下枠下端高~頭つなぎ」が3.2m超えの場合には下記の注意喚起メッセージを表示します。
「物件初期設定:基準高さ情報」の設定を確認してください。
「下枠下端高~頭つなぎ」は「物件初期設定:基準高さ情報」の設定値を参照します。
1階は、「軒高」-「土台せい」-「1階床厚」
2階は、「階高」
の値を判断します。