ボリューム計画図

これから建物を建てようとする敷地に対して、斜線制限と建物高さ情報(階数、軒高など)をもとに、建築可能なボリュームを計算します。

ここで求めた建物のボリュームは、図面化して施主説明に使用したり、他図面に読み込んで基本設計の目安として利用することができます。

ボリューム計画図と他図面との連携は、以下の通りです。

配置図 既に配置図が作成されている場合は、配置図の敷地、道路、方位マークをボリューム計画図に読み込むことができます。また、ボリューム計画図で新規に敷地、道路、方位マークを入力し、配置図で読み込むことも可能です。
日影・天空図 ボリューム計画図の敷地、道路、方位マークに加え、建物ブロックを日影天空用建物として読み込み、計画段階での日影と天空率の検討を行うことができます。
平面図、屋根伏図 ボリューム計画図の建築可能範囲と建物ブロックを読み込み、これを目安にして図面を入力していくことができます。

機能一覧

設定 ボリューム計画図で入力する部材の初期値を設定します。
⇒「専用初期設定:レイヤ
⇒「専用初期設定:属性レイヤ
⇒「専用初期設定:丸め・マーク設定
⇒「専用初期設定:斜線タイプ-斜線
⇒「専用初期設定:斜線タイプ-高度地区
読込 配置図データ(敷地、傾斜敷地、方位マーク、道路、自動車軌跡)やボリューム計画図の他図面データ(敷地、傾斜敷地、方位マーク、道路、自動車軌跡、建築除外範囲、建築可能範囲、建物ブロック)を読み込みます。
敷地 敷地や方位マークを入力します。また、敷地の辺に境界線と斜線タイプを設定します。
⇒「敷地を入力する
⇒「敷地境界線を設定する
⇒「方位マークを入力する
道路 道路を入力します。
⇒「道路(線分)を入力する
⇒「道路(領域)を入力する
建物除外範囲 敷地の中で駐車スペースやアプローチとして利用する範囲(建物を建てない領域)が計画されている場合に、その範囲を入力します。敷地から建築除外範囲を除いてボリュームが計算されます。
また、駐車スペースから前面道路への出入りが可能かどうか、自動車軌跡を作図してチェックします。
⇒「自動車の軌跡を入力する
建築可能範囲作成 建物の高さ情報と斜線制限をもとに、敷地に対して建築可能な範囲を計算します。階数や高さ情報を変更して建築可能範囲を検討することも可能です。
建物ブロック 部屋をイメージしたブロック体を入力します。建築可能範囲からオフセットと建築除外範囲を考慮して自動作成することも可能です。
ボリューム確認 斜線制限によるボリュームと建物ブロックの立体や断面をモニタで確認します。これらの立体や断面を図面化して図面に配置することもできます。なお、地下階の建物ブロックは確認できません。
専用編集 敷地の回転、分割、高さ変更などの編集を行います。
⇒「敷地を回転する
⇒「敷地を定面積で分割する
⇒「敷地の高さを変更する
⇒「みなし道路境界線を設定する
⇒「敷地の座標を変更する
面積表 建築可能範囲や建物ブロックの各階面積、延床面積、建築面積、建蔽率、容積率などを記載した面積表を作成します。
図面化 入力したデータを図面として仕上げます。また、入力したデータを汎用図面として階ごとに出力します。
属性変更 データの属性を確認または変更します。
⇒「データの属性を変更する
ツール 塗り潰し処理 図面データを塗り潰します。
⇒「図面を塗り潰す

メモ

  • 建築可能範囲と建物ブロックを階ごとに確認にしたい場合は、を切り替えます。建物ブロックを手入力する際は、ここで表示している階が入力対象になります。