新規
ARCHITREND ZEROで設計する物件データを作成します。保管・管理先は「ZERO」「Manager」「ATDrive」から選択できます。
設計する建物の主構造、建物の階数によって、途中から設定する画面が異なります。
メモ
- ZEROは”環境依存文字(機種依存文字)”に対応していないため、物件名、担当者名等に”環境依存文字(機種依存文字)”を使用しないでください。
[例]漢字:鷗 髙 﨑、丸囲み数字:① ② ③、ローマ数字:Ⅰ Ⅱ Ⅲ、単位 ㎜ ㎝ ㍍、省略文字:№ ℡ ㈱ ㋿ など。
漢字変換時に「環境依存」と表示されるパターンが多いです(漢字変換機能により異なる)
- 物件データを開いている場合、「物件」メニューの「新規物件を開く」からでも新規物件データを作成できます。
新規物件を作成する(物件情報[新規]<1ページ>)A110450_new_sec01
「物件選択」ダイアログの「新規」をクリックします。
作成する物件の名称や、使用するマスタなどを設定します。
物件No | 物件一覧の空いているNoがセットされます。 物件データをATDrive上に保管する場合は、物件Noを設定できません。 |
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作成日 | 作成する今日の日付がセットされます。 ⇒「物件情報」 |
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物件名 備考 |
作成する物件の名称、備考を入力します。物件情報や物件選択の一覧に表示されます。 ⇒「物件情報」 |
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担当者 | 「基本設定:使用者情報」に設定されている名前がセットされます。 担当者が異なる場合は、変更します。 ⇒「物件情報」 |
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マスタセットを使用する | マスタセットが作成されている場合、この項目が表示されます。 マスタセットを使用する場合、この項目をONにしてマスタセットを選択します。 マスタセットは、「物件初期設定:マスタ環境-共通マスタフォルダ」で作成します。 |
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物件マスタ | 建物の高さ、モジュール、柱・壁のサイズ、建物の仕様など、作成する物件の仕様を読み込みます。 | ||
初期値に設定する | 変更した物件マスタを、次回に物件を新規作成するときの初期値にします。 | ||
平面詳細図からの入力 | 平面図ではなく平面詳細図から図面を作成します。 「物件初期設定:その他」の「平面詳細図入力を有効にする」がONになります。 |
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仕様書からの入力 | 建物、部屋、建具、設備などの仕様を仕様書に登録します。この項目をONにすると「仕様書の選択」ダイアログが開き、「仕様書を指定して読込」をクリックして、読み込む仕様書ファイルを選択します。 仕様書ファイルを選択すると「仕様一覧」ダイアログが開きます。 仕様書については、「物件初期設定:外部標準-外部標準」の「仕様書の仕様を使用するには」を参照してください。 ※設定した仕様書を使って図面に入力するには、ツールバーの「仕様書からの入力」をONにします。→参照:仕様書からの入力 |
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仕様書の選択 | 読み込んだ仕様書を変更します。 | ||
新築 リフォーム現況図 リフォーム計画図 |
作成する物件データのタイプを選択します。 リフォームプランを設計する場合は、「リフォーム現況図」「リフォーム計画図」を選択します。リフォーム専用のコマンドが表示されます。 |
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ペントハウス | 設計する建物の階数を設定します。 地下10階、地上100階、ペントハウス10階までの建物を設計できます。 |
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地上 | |||
地下 | |||
モジュール | 尺モジュール( 910㎜ )やメーターモジュール( 1000㎜ )など、柱や通り芯の基本となる寸法の間隔を設定します。選択したモジュールによって、グリッドの間隔が設定されます。 | ||
物件パスワード設定 | 物件にパスワードを設定します。設定すると、次回物件データを開いたときに、パスワードの入力が求められます。 「基本設定:起動」の「物件情報でパスワード設定」がONの時に設定できます。 |
以降は、選択した物件マスタの主構造、設定した階数によって設定画面が異なります。「次へ>」をクリックします。
メモ
- ここで「完了」を実行した場合、システム初期値で建物が設定されます。
在来木造(地上1~3階)(物件情報[新規]<〇ページ>)A110450_new_sec02
主構造が「木」に設定されているマスタを選んだときで、階数が地上のみの1~3階に設定した場合の設定画面です。
物件情報1
建物事項、目標の等級を設定します。設定したら、「次へ」をクリックします。
地名地番 | 建築予定地の場所や工事種別の情報を入力します。 ⇒「物件情報」の「情報」 |
工事場所/住居表示 | |
工事種別 | |
施主氏名 | 施主の名前、住所、電話番号を入力します。 ⇒「物件情報」の「施主」 |
氏名フリガナ | |
住所 | |
電話番号 | |
地域区分設定 |
外皮性能計算、省エネナビ、パッシブデザインで使用する係数の地域区分を設定します。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-地域」 |
都市計画区域の内外の別等 | 建築予定地の情報を入力します。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」 |
市街化区域 | |
市街化調整区域 | |
区域区分非設定 | |
敷地面積 | 配置図でトータル面積表を作表すると、セットされます。 ⇒「物件情報」の「面積」 |
防火地域 | 建築物の情報を入力します。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」 |
用途地域 | |
建築可能建蔽率 | |
建築可能容積率 | |
建て方 | |
積雪の地域 | |
積雪量 | |
積雪単位荷重 | |
地震地域係数 | |
標準せん断力係数 | |
地域基準風速 | |
荷重設定 | 床面積あたりの荷重を設定します。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-荷重」 |
目標等級確認 | 目標とする性能表示各項目の等級を設定します。 以下のいずれかを選択して等級をセットします。セットした等級は、「目標等級確認」で確認できます。 ⇒平面図:「性能」-「目標等級設定」 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-目標等級」 |
物件マスタ書込 | 物件の設定内容を保存します。 ⇒「物件マスタ書込/物件マスタ読込/専用マスタ書込/専用マスタ読込」 |
物件情報2
設計する建物の階数など、物件の基本的な情報を入力します。入力したら、「次へ」をクリックします。
階数 | 建物の階数を選びます。 | |
軒高 | 各階の軒高を設定します。 | |
窓高 | 各階とR階の窓高基準で配置する窓の高さ位置を設定します。 | |
地盤面を考慮する | GL+敷地の地盤面高さで斜線制限をチェックします。 | |
2階以上床厚 | 2階以上とR階の床部分を設定します。 | |
梁天~床天 | 梁天端の上に敷く下地、床仕上などを入れる部分の高さです。 | |
根太レス工法 | 2階以上の床に根太を入れない工法のとき、ONにして以下の項目を設定します。 | |
床仕上+下地 | 構造用合板の上に敷く下地と床仕上部分の厚さです。 | |
構造用合板 | 2階以上の床に敷く構造用合板の厚さです。 | |
1階床厚・基礎高さ | 1階の床と基礎部分を設定します。 | |
土台天~床天 | 土台天端の上に敷く、根太、下地、床仕上などを入れる部分の高さです。 | |
根太レス工法 | 1階の床に根太を入れない工法の時、ONにして以下の項目を設定します。 | |
床仕上+下地 | 構造用合板の上に敷く下地と床仕上部分の厚さです。 | |
構造用合板 | 1階の床に敷く構造用合板の厚さです。 | |
土台せい | 土台部分の高さです。 | |
基礎パッキン | 基礎と土台の間に入れる基礎パッキンの厚さです。この項目がONのとき、床下換気口を配置しません。 | |
基礎高さ | 地盤面から基礎天端までの高さです。 |
物件情報3
建物の基本となるモジュール、柱、基礎、束を設定して、「完了」をクリックします。
柱や基礎、束は、自動配置や入力するときの初期値になります。
基本モジュール | 最初に入力した物件情報の「モジュール」がセットされます。 |
柱サイズ | 管柱、通り柱、隅柱の幅のサイズを設定します。 |
基礎タイプ | 建物を支える基礎部分のタイプを選択します。 |
束タイプ | 大引きを支える束のタイプを選択します。 |
2×4造(地上1~3階)(物件情報[新規]<〇ページ>)A110450_new_sec03
主構造が「2×4」に設定されているマスタを選んだときで、階数が地上のみの1~3階に設定した場合の設定画面です。「物件情報1」は、「在来木造」と同じです。
物件情報2
設計する建物の階数など、物件の基本的な情報を入力します。入力したら、「次へ」をクリックします。
階数 | 建物の階数を選びます。 | |
窓高 | 各階とR階の窓高基準で配置する窓の高さ位置を設定します。 | |
地盤面を考慮する | GL+敷地の地盤面高さで斜線制限をチェックします。 | |
高さ詳細 | 土台、最上階と各階の床厚、パネル部分の高さを設定します。この項目の設定によって、最上階と他階の軒高が設定されます。 | |
頭つなぎ 上枠 |
部材を重ねる数です。最上階と他階別に設定します。 | |
たて枠 | パネル内のたて枠の高さです。最上階と他階別に設定します。 | |
構造用合板 | 床に敷く構造用合板の厚さです。1階と1階以外別に設定します。 | |
根太 | 床の根太の高さです。1階と1階以外別に設定し、1階は根太レス工法がOFFのときに設定します。 | |
土台 | 土台の寸法形式と、製材の向きを設定します。 |
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根太レス工法 | 1階の床に根太を入れない工法のとき、ONにします。 | |
基礎パッキン | 基礎と土台の間に入れる基礎パッキンです。基礎パッキンを入れるとき、この項目をONにし、厚さを設定します。 | |
基礎高さ | 地盤面から基礎天端までの高さです。 | |
床仕上+下地 | 構造用合板の上に敷く下地と床仕上部分の厚さです。 | |
構造用合板 | 1階の床に敷く構造合板の厚さです。 |
物件情報3
建物の基本となるモジュール、壁、基礎、束を設定して、「完了」をクリックします。
壁や基礎、束は、自動配置や入力するときの初期値になります。
基本モジュール | 最初に入力した物件情報の「モジュール」がセットされます。 |
壁厚 | 204・206・208壁、界壁、2×4仕切壁の厚さです。 |
基礎タイプ | 建物を支える基礎部分のタイプを選択します。 |
束タイプ | 大引きを支える束のタイプを選択します。 |
その他A110450_new_sec04
主構造が「RC」「S」に設定されているマスタを選んだときや、地上4階以上、ペントハウス、地下階を設定した場合の設定画面です。
物件情報2
設計する建物の敷地について設定し、「次へ」をクリックします。
用途地域 | 設計する建物の敷地の用途地域です。斜線制限チェックなどで既定値が異なります。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「用途地域」 |
建築可能建蔽率 | 敷地に設定されている建蔽率です。選択した用途地域により建蔽率が制限され、最小の建蔽率がセットされます。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「建築可能建蔽率」 |
建築可能容積率 | 敷地に設定されている容積率です。選択した用途地域により容積率が制限され、最小の容積率がセットされます。 ⇒「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「建築可能容積率」 |
情報 面積 施主 責任者 その他 |
物件情報の詳細項目です。物件選択の一覧で検索するときの条件にできます。 ⇒「物件」メニューの「物件情報」 |
物件情報3
設計する建物の高さを設定して、「完了」をクリックします。「主構造」は、選択した物件マスタよりセットされます。
RC造
S造
SRC造
ダイアログの項目についてA110450_new_sec05
ダイアログで入力、設定する項目の機能について解説します。
入力値の範囲
数値を入力する項目でキーボードの Insert キーを押すと、設定可能な数値の情報画面が表示されます。
単位の切換
設定する数値の単位を切り替えることができます。項目の右側に表示されている単位をクリックします。
メモ
- mm から feet、尺に切り替えるときの換算率は、「物件初期設定:CAD関連-単位」の【換算率】で設定されています。
- 項目によっては、単位が固定の場合があります。
縮尺考慮
CADに入力される線などは実際の寸法で設定し、CADのスケールによって表示されます。
項目によっては、印刷時の寸法を設定する場合があります。この項目には、背景が水色で表示されています。
例えば、CADのスケールが「1/100」のとき、印刷時の実寸「50.0mm」を設定すると、CADでは 5000mm (50mm × 100)の寸法になり、印刷すると「50mm」の寸法になります。スケールによって、CAD上の寸法が変わりますが、縮尺により考慮されますので印刷時は設定した実寸で出力されます。
メモ
- 項目によっては、「縮尺考慮」をONにして印刷時の寸法を設定する場合があります。