汎用オブジェクト編集
汎用オブジェクトを選んで、「特別編集」メニューから「汎用オブジェクト編集」を選ぶと、「汎用オブジェクト編集」タブで汎用オブジェクトの形状や平面表現を編集できます。
編集の操作は、「汎用3D」メニューの「汎用オブジェクト作成」で汎用オブジェクトを作成する場合と同様です。
汎用オブジェクト編集とプロパティ「編集」の違いM650670_hob_sec01
汎用オブジェクトは、プロパティにある「編集」からでも編集できます。
「汎用オブジェクト編集」とプロパティの「編集」の違いは、次のとおりです。
画面まわり | |
「汎用オブジェクト編集」 | 「汎用オブジェクト編集」タブが開きます。 周辺に入力されている汎用オブジェクト以外のデータがワイヤーフレームで表示されるため、平面・3Dビューで、周辺データの位置を考慮して編集したいときに使用します。 |
プロパティの「編集」 | 汎用オブジェクト以外のデータは表示されません。汎用オブジェクトの形状やデザインが決まっていて、周辺データの位置を考慮する必要がないときに使用します。 |
作成できる平面表現 | |
「汎用オブジェクト編集」 | 「平面表現」のみを使用して表現します。主に簡略・標準・詳細表現とも同じ平面表現とする場合に使用します。 「CAD編集」タブに切り替えて2D要素を入力することもできますが、汎用オブジェクトの平面データとは別データとなります(汎用オブジェクトを移動すると、2D要素は残ります)。そのため、詳細な平面表現の作成には不向きとなります。 |
プロパティの「編集」 | 「平面表現」と「詳細2D」のコマンドを使用して表現します。詳細表現で使用する平面表現を作成するときに使用します。入力した2D要素は、汎用オブジェクトの平面データとして扱われます。 |
汎用オブジェクトの配置高についてM650670_hob_sec02
「汎用オブジェクト作成」で「柱体」などを使用してオブジェクトを入力するとき、「配置高」で基準点からのオフセット量を設定できます。
また、汎用オブジェクトのプロパティ「高・描画」タブの「高さ」には、配置高さ基準とその基準からの高さの設定があります。
この2つの高さの設定によって、汎用オブジェクトの配置高が決定しますが、「汎用オブジェクト編集」とプロパティの「編集」では、汎用オブジェクトの配置高の扱いが異なります。
ここでは、入力時の「配置高」が「500」(パラメータが保持されたもの)、プロパティの「高さ」が「FL+1500㎜」の汎用オブジェクトを例に解説します。
配置高の扱い | |
プロパティの「編集」 | 汎用オブジェクトブロックのプロパティには「取付高オフセット」の項目が表示され、基準点からのオフセット量で高さを設定します。 |
「汎用オブジェクト編集」 | 汎用オブジェクトブロックのプロパティには「配置高」の項目が表示され、配置高さ基準からの高さを設定します。 この「配置高」を変更した場合、汎用オブジェクトのプロパティ「高・描画」タブの「高さ」は変更されず、変更量は「取付高オフセット」として扱われます。 |